六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2019年3月2日

冬の環境学習プログラム【早春の六甲山と六甲高山植物園を訪ねて】

六甲山ビジターセンターでは、今年度冬の最終の環境学習プログラム
「早春の六甲山と六甲高山植物園を訪ねて」が開催されました。
六甲山ビジターセンター と六甲高山植物園のプログラムです。

参加者40名、スタッフを入れ、計50名が参加し盛況でした。
まず、六甲山ビジターセンターのレクチャールームで 、
六甲山の植物についてのスライドを交えた講義の後、
植物を観察しながら六甲山ビジターセンター周辺と 六甲高山植物園までの道のりを
ハイキングしながらガイド付きで巡り、 六甲高山植物園に到着後は、
園内の早春の植物をガイド付きで鑑賞しました。

六甲高山植物園“ぶらぶらガイド”で大人気の沖先生の解説。
スライドを見ながら薬草を中心に植物の秘められた魅力を紹介。
 植物の機能形態の話ではなく、植物自身の生き方の工夫、
ヒトや生き物との関わりを中心に 沖先生ならではの植物に関する、
面白いエピソードが満載の解説でした。

六甲山の植物を観察しながら六甲高山植物園まで散策。

六甲高山植物園は花や植物を観賞するだけではなく、
薬効や園内で栽培している花のエピソードや観察ポイントを紹介し、
みなさん熱心に聞き入っておられました。

園内を回りながら、名前の由来や薬効などわかりやすく解説されていて、
「楽しく教えてくただくことで、植物により親しみを感じました」と
参加者の方が話されていました。
フクジュソウ、ヒメカンアオイ、マンサク、セツブンソウ、ザゼンソウ など の花々を堪能し、
一足早い春の訪れを感じることができました。

黄色い根が連なっているので黄連(オウレン)というキンポウゲ科植物。
葉が芹(セリ)に似ているので芹葉黄連(セリバオウレン)という。
オウレンにはこれ以外にミツバオウレン(バイカオウレンに似ている)、
キクバオウレン(セリバオウレンに似ている)などがある。
セリバオウレンやキクバオウレンには、健胃、整腸、下痢止め、などの薬効。
「身近な植物があの薬に使われているんですね」といった発見があったようです。

弥生三月 弥生の弥は「いよいよ」とか「ますます」という意味で、
草木がますます生い茂る月という。
「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が詰まって、「やよい」になったそうで、
花見月 とも言うそうです。
まだ、春浅い六甲山上ですが、小さな春みつけに六甲山へお越しください。

環境学習プログラム 自然豊かで市街地からのアクセスもよい
六甲山のフィールドを活かし、六甲山の自然・環境・歴史文化などを学べる
環境学習プログラムを実施しています。
親子で楽しめる体験型プログラムになっていますので、
ぜひご家族でご参加ください。


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