“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2015年7月23日
7月23日から8月6日まで、二十四節気では「大暑(たいしょ)」です。
各地で梅雨が明けましたが、台風関連の大雨により湿気をはらんだ熱気が野山に街に満ちています。
六甲山ガイドハウス周辺で、咲いている花でお気に入りは、サクラソウ科の「オカトラノオ」です。
6~7月に、茎の先に長い総状花序をだし、白い小さな花をたくさんつけ、下から順に咲いています。多年草で山麓から山上にかけての日当たりのよい草地や林縁、道ばたなどに生えています。名前の由来は、その姿がトラの尻尾に似ているからです。
7月19日(日)勤務しているガイドハウス前の木に、ミヤマクワガタのメスが飛んできました。子ども達に大人気のクワガタは、コナラやクヌギの広葉樹にすみ、子どもの夏休みの昆虫採集の目玉です。特に、ミヤマクワガタは、頭が四角く角ばっているのが特徴で、ミヤマ(深山)の名は山地に多いためです。クワガタのメスは、種類により判別しにくいですが、腹面をみると黄褐色の毛におおわれているのが特徴です。
(みみより話) アサガオのつるの伸び方
小学生の夏休みの観察日記で、おなじみのアサガオのつるが急に伸び始めました。アサガオなど細くて長い茎をもつ植物を「つる性植物」といいます。つるはとても細く、ほかの植物のように自分の体を茎で支えることができないので、ほかの物にまきついて体を支えて成長します。
アサガオのつるの先は、目でみてもわからないほどゆっくりとした速さで動くそうです。はじめに、からみつく相手を探して、動物が首をふるようにつるの先を回転させ、1回転するのに1時間位かかると言われています。
そして、途中で支柱のように安定したものにふれると、すばやくそれにからみつき、上からみると左まき(時計と反対まわり)に巻きつけながら伸びていきます。支柱にふれた側よりも反対側の方が速く成長するので、支柱にまきついて成長することになるのです。
アサガオのつるは、何にでも巻きつくわけではなく、安定した物を選び、また、上に向かって成長できないとわかると巻きつくことをやめてしまうと言われています。
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