“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2018年10月28日
六甲山ビジターセンターで加藤文太郎展が始まりました。ガイドハウスに次々に「文太郎展はどこですか?」と尋ねて来られる方がおられます。登山に興味関心のある人にとっては、加藤文太郎の存在は、とても大きいのでしょう。「単独行」「孤高の人」などの本も読まれた方が多いかと思います。私もこの企画展をとても楽しみに待っていました。
明治30年に生まれ、昭和11年に亡くなるまでの加藤文太郎の、数奇な短く濃い人生をたどることができます。兵庫北部の文太郎生誕の地、浜坂の加藤文太郎記念館より多くの資料を借りてきています。
〇 浜坂から神戸へ
兵庫県の北部の浜坂から神戸まで、何度も歩いたというだけでもすごいことです。
〇 社会人登山家
〇 単独行
〇 冬山に挑む
〇 創意工夫
文太郎独自の登山道具等の工夫が記録されています。その工夫から、登山に対しての情熱をうかがい知ることができます。
〇 槍で遭難
〇 文富ケルン
下は、加藤文太郎の使われた飯盒であり、登山靴であり、ピッケル等です。当時の生活をしのぶ資料でもあります。
加藤文太郎の使っていた実物を見ると、より文太郎が身近に感じられます。
12月19日(水)まで「加藤文太郎の追憶」の企画展は六甲山ビジターセンターにて行われています。登山に関心のある方はぜひ、登山家の原点でもある加藤文太郎展を実に来てください。登山にまだ関心のない人もどうぞ。
企画展のとなりの研修室では、「六甲山の植生と、六甲山の仲間たち」と題して、ブナの会主催の環境学習プログラムの講演が行われていました。講演が終わったら、再度山に場所を移して活動を行うそうです。
六甲山では、アキチョウジ(シソ科)の花が、今を盛りに咲いています。花の形が香辛料の丁子に似ているためにこの名がついたようです。
そろそろ虫が減ってくると同時に花の咲くのが少なくなってくる時期ですが、実の種類は多いです。
ガイドハウスでの観察会は、土日祝日に行っていますので、ぜひ来てください。待ってま~す。
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