“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2022年10月18日
昨日の雨で、また秋が深まってきました。今日のガイドハウスは気温が12~13℃から上昇せず、外を歩くには寒い1日でした。その分、果実、紅葉と彩りが豊かになってきました。
コマユミの真っ赤な実がはじけて、オレンジ色の種子がぶら下がっています。
鮮やかな紫色の果実はムラサキシキブです。名前の由来は平安時代の紫式部と言われる説もあります。
次の地味な色の果実はタンナサワフタギです。六甲山の上部にはよく見られる樹木ですが、実を付けている木は意外と少なく、なかなか巡り合えません。
アケビの実がたくさん落ちているのを見つけました。中身がつぶれていて、食べると美味なので残念です。上を見上げると高い所においしそうな果実を発見。葉を見ると3枚葉(三出複葉)なので種名はミツバアケビです。ちなみにアケビの葉は5枚葉(掌状複葉)なので区別できます。ミツバアケビの実はアケビよりも美味しいと言われますが私は食べたことがありません。
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次は紅葉のご紹介です。足元にも頭上にも色づいた葉が目立ちます。黄色く色づいたのはイタドリ、そしてウラジロノキ。
六甲山で鮮やかな紅葉の代表格と言えるのがシラキとマユミの仲間です。例年ならもう少し早くから赤い葉が目立つのですが今年は遅れていました。気温の低下によって一気に色づきが進んだのでしょう。今日は曇っているので色が鈍く見えるのですが、太陽光に輝けば目を奪われる鮮やかさを見せるでしょう。
シラキの紅葉
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果実と紅葉に目を奪われますが、待ちわびていた花を見つけました。
まず発見したのはアキチョウジの花です。六甲山では珍しくないのですが、記念碑台周辺ではあまり見かけません。今年は初めて見つけました。花の形が特徴的で1度見ると忘れがたい姿です。
次はセンブリです。リンドウ科の花で花びらに紫色の線が入っていて、精錬された気品を感じます。名前の由来はそれとは別で、葉をかむと苦くて薬用効果が強く、千回煎じても効果が消えないためだそうです。。
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この季節に山を歩くと、植物たちが近づく冬を目前にして、力いっぱい共演している姿を見ることができるのです。
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