2018年10月8日
二十四節気では「寒露(かんろ)」になりました。
寒露とは、冷たい露が降りる頃という意味です。
長く続いた残暑も秋の空気に入れ替わり 行楽日和になりました。
いよいよ秋本番で、秋晴れのすがすがしい空に、
ひんやりと澄みきった空気の日が多くなります。
ビジターセンターテラスからの眺望は、
大阪湾の向こうに関西空港や紀淡海峡の友ヶ島などもよく見えていました。
記念碑台駐車場入り口のドウダンツツジも色づき始めています。
ガイドハウス近くでは、渡りをする蝶、アサギマダラが見られました。
六甲山は、その渡りの中継基地だそうで、
今の時期に、翅あまり動かさずにヒラリヒラリと優雅に飛ぶ様子がよく見られます。
記念碑台園地では、六甲山の秋を彩る現代美術の祭典
「六甲ミーツ・アート芸術散歩2018」のスペシャルイベント
大阪市立デザイン教育研究所のみなさんによる、
アートなポンチョつくりのワークショップが開催されました。
これは、記念碑台会場の活性化を目的に産官学連携プロジェクトで参画してもらう、
学生さんによるワークショップです。
絵の具やスタンプを使って山に必須のオリジナルレインコートを作ることができます。
(大人・子どもサイズあり)
【日程】10月8日(月・祝)、21日(日)、11月4日(日)
【時間】11:00~17:00(最終受付16:30)
【場所】記念碑台(六甲山ビジターセンター)
【料金】1人500円
秋晴れの六甲山の自然に親しむ 山の案内人による自然観察会も午前午後ともありました。
10月の生物季節観測はコウヤボウキの開花で、山の案内人のコースで咲き始めてました。
この花が咲くと秋を感じて、その姿に心惹かれます。
コウヤボウキの花は、今年出た枝に咲きます。花の直径は1㎝半から2㎝ほどです。
長く伸びたうすピンクの細い花びらは、先端がくるっと巻いたリボンのようです。
コウヤボウキはキク科の植物ですが、草ではなく、木。(落葉低木)
キク科の木というのは、日本では珍しいのだそうです。
。。。自然観察会での【みみより話】をひとつ。。。
これは、オトコヨウゾメの葉です。
ガマズミの仲間の落葉低木で、春に白い花を咲かせ、秋に実が熟し真っ赤に紅葉します。
ところが紅葉後しばらくすると、葉の周囲から今度は黒くなり始め、
落葉する頃には真っ黒に変色するそうで、黒くなってくるのは、タンニンによるもので、
乾燥すると葉の中のクロロフィルがこわれてタンニンができるとのことです。
タンニンは、あのお茶やワインに含まれるあの渋味。
傷つけたり、押し葉にすると黒くなってしまいます。
・・・なるほど なっとく!!・・・
ボランティアガイド山の案内人と一緒に自然の中に入ってみませんか。
知らなかった草花や野鳥や虫たちとの出会い等があります。
六甲山ガイドハウスでは、山の案内人による自然観察会を行っております。
六甲山の自然に詳しいボランティアガイド「山の案内人」が、
毎週土曜・日曜・祝日に六甲山ガイドハウスに駐在し、
山上の道案内や施設の案内、記念碑台周辺の自然観察会を実施しています。
1日2回(11:00~と13:30~) 参加費 無料
季節の花や生き物など六甲山の自然について、
記念碑台周辺のコースを約1時間ほど、散策をしていただけます。
六甲山も散策するのに気持ちの良い季節になりました。
移ろいゆく自然に心を重ねながら、
ゆっくり散策するとおもしろい発見があるかもしれません♪
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