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六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2017年3月4日

春の息吹『六甲高山植物園 冬季特別開園』


六甲高山植物園の春の訪れを告げる花と言えば、
斜面一面に咲くバイカオウレン。
清楚で可憐な花で、まさに一足早く春を告げる白い妖精。
訪れた人たちが盛んにカメラを向けていました。

六甲山ガイドハウスから歩いて行けるところにある、
六甲高山植物園は、冬季休業中となっていますが、
一足早く春を告げる花々を楽しめるようにと、
毎年この時期に特別開園を開催されています。
今日は、六甲山上も春を思わせるような陽気に誘われ、
訪ねてみました。

六甲高山植物園は花や植物を観賞するだけではなく、
園内で栽培している花のエピソードや
観察ポイントを知ることができる 花のガイドを実施されていて、
13時から20名ほどの参加者のみなさまと少しだけご一緒させていただき、
園内の見ごろの花を回りながら紹介していただきました。

・・・白梅の 如き黄連 開きゆく 弥生の空に 明るき陽射し・・・

ガイドさんの説明・・・バイカオウレン(キンポウゲ科)
林下に生育する高さ4~15cmの多年草。
梅に似た花と、冬でも枯れない常緑の葉が特徴です。
花びらのようにみえる白い部分は、萼(ガク)。
“オウレン”とは、中国からわたってきた漢方薬の黄蓮のことで
地中を這う地下茎が黄色く、よく似ています。
特に、本種は花が梅型なので梅花黄連(バイカオウレン)と名がついています。

ほかにも、フクジュソウ、ヒメカンアオイ、マンサク、セツブンソウ、ザゼンソウなど
一足早く春を告げる花々を堪能できました。



六甲高山植物園は海抜865mの六甲山頂付近に位置しており、
北海道南部とほぼ同じ気候だそうで、
その気候を利用して世界の高山植物、寒冷地植物、六甲自生植物や、
その他山野草など、約1500種を栽培されているそうです。

六甲高山植物園 冬季特別開園
2月末から雪を割って大群落を見せる
早春の花を案内するガイド(10:30 ~/13:00 ~)を行うほか、
入園回数券(5回券)の特別割引価格での販売(2400円 → 2000円)や
オリジナルカレンダーのプレゼントも実施。
 
 残りの開催日:3月5日(日)、11日(土)、12日(日)
        ※悪天中止、延期日なし
 開催時間:10:00 ~ 16:00(15:30受付終了)
 開催場所:六甲高山植物園
 料金:入園料 大人 (中学生以上)  :520円 
        子ども (4歳~小学生):260円
        ※特別開園期間のみの料金
 主催・問合先:六甲高山植物園
        TEL:078-891-1247
        http://www.rokkosan.com/hana/

春季開園は、3月18日(土)からです。
その頃にはもっといろんな花々が咲きはじめていることでしょう。
六甲山ガイドハウスのある記念碑台から歩いて行かれるのもおすすめです。

明日は、自然界の春の目覚め 二十四節気の啓蟄です。
六甲山上も春の足音がもうすぐそこまできています。

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