“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2024年4月23日
今日の記念碑台10時の気温は14℃。ヤマザクラにオオシマザクラ、木の花が多い季節ですね。
紅葉で注目を集めるイロハモミジの花も咲いてきましたよ。
イロハモミジ(ムクロジ科)の小さなかわいい花は、淡い緑の葉の下で咲いています。
木の花で雄花の咲く木と雌花の咲く木が隣り合っていました。
どちらが雄花でどちらが雌花かわかりますか?
この木は、アオキ(アオキ科)です。
上側の写真の花の4つの薄黄色がおしべの先にある花粉です。下側の写真の花の真ん中の緑色はめしべの先ですね。
ということで、上側が雄花で、下側が雌花ですね。アオキの花が咲いているとどっちかよく見つめてください。
次は、つる性です。これも同じ植物なのに2種類の花を咲かせます。
どちらの写真も、それぞれ2種類の大きさの違う花が咲いているのがわかりますか?
この花は、アケビ(アケビ科)です。実がとっても甘くておいしいことを知っている方もおられるでしょう。
どちらの写真も右側の大きな花が雌花です、左側の小さな花が雄花です。
アケビの花を見るときに、どちらかなあ~と思いながらみてくださいね。
今度は、私の好きな木の花が咲いていました。
これは、ヤマナシ(バラ科)の花です。清楚ですがすがしい趣です。ちょうどガイドハウスの南側の道路を渡ったところに咲いています。
不思議なことに、同じ木でありながら、花がたくさんついている枝とあまりつかない枝があるのです。どうしてでしょうね。植物は、不思議なことが多いものです。
ヴォーリス山荘をもう少し東に行くと、この季節の特徴的な木の花が満開でした。
オオカメノキ(ガマズミ科)です。新緑に白い花が映え、この季節遠くからでもあれは、オオカメノキだな、とわかります。
別名ムシカリというのですが、この葉がよく虫に噛まれるということで、ムシカリという名前がついたようです。
花だけではなく、新しい緑の葉もいいですね。この葉は、何かわかるでしょうか?
これは、ブナ(ブナ科)の新緑です。上の茶色いのは、葉を包んでいた芽鱗です。新しい葉は毛がみずみずしいですね。
木ばかり見ていましたが、地面のほうにも目を向けました。
これは、何だ!!こんなの発見!!
星形の上に丸いたまごに穴が空いています。
丸いところをツンツンとつつくと、穴から白いけむりのようなものがフヤフヤと出てきます。
この白いものは、胞子のようです。
これは、キノコの仲間で、ツチグリといいます。
こんなへんな形のものも発見!!
これは、クラマゴケ(鞍馬苔)と言って、まるでコケのようなおのですが、シダ類にはいるようです。
最後に、地面すれすれに、こんな花が咲いていましたよ。
このピンク色した花は、フタバアオイ(ウマノスズクサ科)です。足元の葉をかき分けて見つけられるようなところにあります。徳川家の葵のご紋のような葉がありましたら、この季節、葉の下をかき分けてみてください。
このように、木の上から地面まで、盛りだくさんの自然を楽しめる六甲山にぜひ、いらっしゃい~!!
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