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2025年9月9日

秋、スタートですよ!!

午前10時の記念碑台、ガイドハウスの気温は25℃。この頃ではまあまあ高い方。でも日陰で風がソヨッと吹けば涼しい。

そして、多くのアキアカネたちが迎えてくれました。

山麓は、まだまだ暑いので、山から下へ出発の時期を遅らせているのかもしれません。

足元に、小さな白い花が咲いていました。

ウシハコベ(ナデシコ科)です。牛という名前がついていても小さいです。同じ仲間のハコベに比べると、これでも大きいからでしょう。メシベの先が5つに分かれているのが特徴です。わかるでしょうか?

ウシハコベの近くに、これまたかわいい小さな花を発見。

アメリカイヌホオヅキ(ナス科)です。花びらが後ろに反ってるでしょう。ナスカなので、ナス色の実が成ります。

次は、皆さんがよくご存じの名前の植物です。

ヨモギ(キク科)です。右の写真が拡大した花です。キク科の花の並び方とは違うように思えますが、同じようなキク科の花も咲いていました。

ヤブタバコ(キク科)です。これも小さな花が並んで咲いているのです。

次は、つる性の花たちが咲いていました。

 

2枚ともアカネ(アカネ科)の花の写真です。でも、花をよく見比べると、何となく違うように思えませんか?一方は、黄色い花粉が雄しべにありますが、もう一方は、黄色い花粉がとれていますね。それで違った印象を受けるのですね。

次のつる性は

ノササゲ(マメ科)とクズ(マメ科)です。どちらもマメ科です。つる性のマメ科は、グングン勢力範囲を広げます。マメ科は、根粒菌という微生物と共生して、エネルギーをもらっているし、つる性は、自分の体の支えることにエネルギーを使わずに伸びていけるからです。ノササゲの実は紫色のサヤです。クズの花は、グレープフルーツの香りがしますよ。

クズは、秋の七草の一つですが、この花の名前を聞くと、秋が来たなあ、と思いますよ。

左は、アレチヌスビトハギ(マメ科)、右は、マルバハギ(マメ科)です。ハギと聞けば、秋の文字が浮かぶでしょう。そして、このハギたちもマメ科なのですね。

涼しそうにスジグロシロチョウが飛んでいました。止まったので、今だ、と思って撮りました。

秋の花たちが咲き始めています。秋を愉しみに来てくださいね。

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