六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

てんきとくらす

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2023年11月3日

紅葉だより

今日は11月3日文化の日、天候が良いことで知られている特異日です。六甲山ガイドハウスも来館者で賑わっています。

お天気も穏やかなので紅葉狩り気分で霧が谷方面などを歩いて周辺を観察しました。

早速鮮やかに色づいたイロハモミジを見つけました。街では見頃はまだまだ先ですが、気温が低い六甲山では3週間ほど早く見ごろとなっています。

自生するカエデの仲間では、ウリハダカエデが随所で見られます。

イロハモミジも同じですが、緑から黄色、赤へと変化していくグラディエ―ションが美しい樹木です。

お次はシラキです。六甲で最も美しく紅葉する樹木の1つとされています。葉をよく見ると葉脈をまたいで赤く色づいてまだら模様を呈します。

こちらはハゼノキ。ウルシの仲間なので赤く色づいて鮮やかです。

同じくウルシの仲間のヌルデです。黄色から赤へと変化する途中でしょう。

お次はツリバナ。陽の当たりかげんで鈍い色に見えますが、マユミの仲間なので鮮やかな赤に色づきます。

六甲山に多いツツジの仲間はあまり目立ちませんが、紅葉して葉を落とします。これはホツツジというツツジで、六甲山のツツジでは花の時期が最も遅く9月です。枝先に穂を伸ばして花や実をつけるのでホツツジと呼ばれます。

黄色く黄葉する樹木もたくさん見られます。高木ではウラジロノキが色づいています。ウラジロノキは葉の裏が白いので名前がついていますが、黄葉したら特徴がなくなります。葉脈が目立つのでウラジロノキとわかります。

お次はクロモジです。六甲山では随所で見られる樹木なので、黄色く色づいた低木を見たらクロモジを思い出してください。

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六甲山の紅葉はまだしばらく続きます。今日ご紹介出来なかった樹木もたくさんあります。都会よりも一足早く紅葉が進む六甲山へ、是非紅葉見物にお越しください。

 

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