六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2021年9月28日

色づき始めた樹々を探して

まもなく10月。六甲山上には街よりも一足早く秋がやってきます。秋らしさを感じたくて記念碑台周辺を歩きました。

紅葉した樹木を探していると、シラキを見つけました。六甲山で一番早く色づくといわれます。この季節のシラキは3つに膨らんだ実を垂らします。街でよく見るナンキンハゼと仲間なので、紅葉や果実も良く似ています。

シラキ

鮮やかに色づいたマユミを見つけました。六甲山にはニシキギ科の樹木が多く、いずれも美しく紅葉します。マユミは果実も魅力的で、熟すと赤い種子が飛び出てきて鮮やかです。

マユミ

ウルシの仲間も赤く色づきます。頭上のハゼノキやヤマウルシは赤く色づき始めました。足元に葉を広げたツタウルシは毒々しさが感じられます。いずれも美しいからと手で触れると、かぶれることがあるので要注意です。

ツタウルシ

イヌザンショウは赤い果柄の上に実を付けます。この特徴はクマノミズキと同様で、地面に落ちている果柄を拾うと珊瑚のようで嬉しくなります。サンショウは実が熟すと赤くなりますが、イヌザンショウの実は赤くならずに弾けて黒い種子が出てきます。

果柄が赤く色づいたイヌザンショウ

秋はこれから本番を迎えます。10月になると、モミジやカエデなど、落葉の木々が一斉に色づき、燃えるような紅葉を楽しむことができるでしょう。

 

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