六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

てんきとくらす

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2018年6月3日

見て触れて感じて 山の案内人の自然観察会

本日の山の案内人の自然観察会は、霧が谷コース

一番人気は。。。こちら

黄色い実なのですが、これが実に甘くて美味しい!!ナガバモミジイチゴ
葉の下側についているので、ちょっと見落としそうですが、
葉っぱの形に特徴があるので、覚えておくといいですね。
六甲山のいたる所にあります。
でもでも、ちょっとご用心。
キイチゴの仲間は、トゲがあります。気をつけてくださいね。

 

ほわほわの優しい白色
雄しべが花冠より長く、数も多いので、まるでベールをかけたようです。
タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)
和名の耽羅(タンナ)は、
朝鮮半島の南にある済州島の古名耽羅(タンラ)だそうです。
タンラは朝鮮語の発音では、タンナよく似ているとのことで、
「タンナサワフタギ」は済州島サワフタギの意味だそうです。
最初に発見された場所なんですって。
沢蓋木(サワフタギ)の名の通り、枝が横に広がり、
よく枝分かれをして沢を塞ぐように繁って、
沢をおおいかくすことからいわれるそうです。

 

霧が谷コースのあちこちで見られました。ヤブウツギ

 

六甲山と言えばアジサイ
唯一香るアジサイの仲間 コアジサイ
下の方では咲いていたのですが、
ココ観察コースでは、まだ咲き始めたばかりです。
コアジサイには装飾花がありません。
おススメは、紫色に光るコアジサイの花柄。
白や淡い青紫色の萼片が集まって花序を作り、
雨に濡れたコアジサイも風情があるのですが、
光を透かし、青紫色に光る花柄もステキです。
コアジサイの花に出会ったら、
ぜひ、太陽の光に透かしてみてくださいね。

まだまだ、たくさん観察したのですが、書ききれませんのでこの辺で。
参加されたみなさんは、見て触れてそして味わえた自然観察会を
とても楽しまれておられました。

霧が谷コースの途中からは神戸港方面が見えます。
ちょうど客船(ダイヤモンドプリンセス)が入港してました。
ボランティアガイド山の案内人と一緒に自然の中に入ってみませんか。
知らなかった草花との出会い、野鳥や虫たちとの出会い等があります。

六甲山ガイドハウスでは、山の案内人による自然観察会を行っております。
六甲山の自然に詳しいボランティアガイド「山の案内人」が、
毎週土曜・日曜・祝日に六甲山ガイドハウスに駐在し、
山上の道案内や施設の案内、
記念碑台周辺の自然観察会(4月~11月)を実施しています。(参加費無料)
1日2回(11:00~と13:30~)
季節の花や生き物など六甲山の自然について、
記念碑台周辺のコースを約1時間ほど、散策をしていただけます。
六甲山での山の案内人による自然観察会にご参加ください。

 

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