2026年4月2日
4月2日午前10時のガイドハウスの気温は5℃。風が吹くと肌寒いけれど、昨日咲いてなかった花が咲き始めるという六甲山上です。
探索コースの一つのホテルコースを歩くことにする。
記念碑台駐車場の奥に、今満開の小さな花が咲いている。オオイヌノフグリと似ているが、もっと小さな花である。

フラサバソウ(オオバコ科)です。写真からはすごく毛深いことがわかるでしょう。花の大きさは、オオイヌノフグリの半分もないぐらい。別名はツタバイヌノフグリ。
林道を歩いていくと、遠くからでも黄色の花が見えてきました。

クロモジ(クスノキ科)です。葉っぱが開くより花が咲く方が早いようです。太陽の光を受けて輝いて見えました。シジュウガラ、ヤマガラ、ホオジロなどの野鳥もうれしそうに動きまわっています。このクロモジの花を拡大すると、

真ん中の芽を取り囲むように、小さな黄色い花が咲いていますね。黄色の雄しべが見えます。これは雄花です。ということはこの木は雄の木です。雄の木と雌の木が分かれている種類の木があります。真ん中の芽からは、葉っぱが出てきます。この木の名前通り、枝は黒ですね。
少し谷を見渡せる場所に来ると、また黄色い花が咲いています。

これは、キブシ(キブシ科)です。この木も雄の木と雌の木があります。これはどっちでしょうか?垂れ下がり方が長いので、雄の木でしょうか。花粉をたくさん出したいので、雄花は、雌花よりの長い傾向があるからです。
山の斜面に点々と白い花が咲いているではありませんか。

シロバナショウジョウバカマ(シュロソウ科)です。花粉の色が黄色でなく淡い青紫色です。どうしてでしょう。黄色はハエやアブたちがよくわかる色だということですが、この色もよくわかるのでしょうか? ショウジョウバカマは、クローンで増えることができるので、虫たちの必要性が低いのかもしれません。
上を向いて群生している花があります。

ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科)です。黄色いところが花が咲いているのです。この花の場所にタネが出来て、それがネコの目に似ているということから、この名前になったようです。
次は、紫色の花がありましたよ。

キランソウ(シソ科)です。別名”地獄の釜の蓋(ふた)”と言われています。この植物ははびこりやすく、ちょうど蓋のように広がっていきます。この蓋を開けたら地獄が見えるかもしれませんね。逆に、地獄に落ちないように蓋をしてくれているんだ、という解釈もあるようです。
ビジターセンターに戻ってくるとたくさん出ていましたよ。

ツクシ(シダ植物トクサ科)です。春の食材になりますね。「ツクシ誰の子、スギナの子」と言われるように、ツクシは、スギナの胞子を飛ばす役割をしています。もうすぐツクシに変わって、スギナの緑が出てくるでしょう。
駐車場に戻ってくると・・・

オオバヤシャブシ(カバノキ科)が、枝先に雌花を上向きに、そして、垂れ下がっているのは雄花です。花粉が自分の雌花につかないようにするために、雌花が上で雄花が下なのでしょうか?
自然は不思議いっぱい。でも進化してきた足跡もいっぱい。
駆け上がってくる春です。みなさんも六甲山に駆け上がってきてください。
ビジターセンター・ガイドハウスでお待ちしていま~す。
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