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“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2023年7月26日

高山植物園で楽しむ

梅雨も明け、夏休みにも入り、いよいよ夏本番です。今日は今話題の牧野富太郎博士の資料展示中でもあり、見頃の花を見に、ヴォーリス山荘前を通って高山植物園へ行ってきました。連日35℃前後と厳しい暑さが続いていますが、ここ六甲山は5℃ほど低い涼しい気温です。ガイドハウスを出発して六甲山小学校前を通りかかると、タマアジサイが少し咲きかけていました。

タマアジサイ(アジサイ科) 蕾は球形でアジサイの中では一番遅くに咲く可愛い花です。

高山植物園は1933年6月24日に牧野博士の指導を受けて開園され、博士の命名された花も幾つかありました。西入口から入ると、まず薄黄色の花ユウスゲが目につきました。すぐ近くには、よく似たニッコウキスゲも咲いていました。

左はユウスゲ(ワスレグサ科) 、右はニッコウキスゲ(ワスレグサ科)です。ユウスゲは名の通り夕方花が咲き翌朝しぼみます。ニッコウキスゲは日中花が咲きます。ユウスゲは夜行性の蛾に花粉を運んでもらう為、夕方咲いた花はいい香りがします。ところがニッコウキスゲは香りはしません。日中咲いているので、香りを出さなくてもいいのです。よく考えているのですね。同じ仲間にはヤブカンゾウがあります。これらの蕾は金針菜と言って中華料理の材料になります。

池にはスイレン、アサザ、コウホネの花が咲いていました。しばらく歩くといっぱいキレンゲショウマが咲いていました。名前がよく似たレンゲショウマもありましたが、科が違い花は全く似ていません。

左はキレンゲショウマ(アジサイ科)で関西以西の山奥に見られる貴重な花です。テレビのらんまんで知られる矢田部教授が学名を付けました。右はレンゲショウマ(キンポウゲ科)で花がハス、葉がサラシナショウマに似ているためこの名前になったそうです。どちらも下を向いていますが、今見頃の可愛い花です。雅子様のお印のミニトマトのようなハマナスの実がなっていました。

ハマナス(バラ科) 日本海岸沿いに見られるピンク色の一重のバラの花で良い香りがします。実は最初は紫色なのでナスという名が付けられました。ナシの味がして美味しくジャムにしたらいいそうです。幹には刺が密生していて、海岸沿いのため、塩害から防いでくれるようです。色々工夫しているのですね。

大きな綺麗なヤマユリが咲き誇っていて、たくさんの方が写真を撮っていました。

ヤマユリ(ユリ科) ユリの王様で、見応えは充分!但し花粉はベタベタで服に着くと取れないので注意!なので園芸種のカサブランカは花粉を取って売るとか。鱗茎は食用になるらしい。

らんまんで出てくるキイジョウロウホトトギス(ジョウロウは牧野博士が宮中に仕える貴婦人という意味で使った)が9月~10月に咲くので又見に行きたいと思いながら、植物園を後にしました。

皆さんも涼しい六甲山へ来られたら行ってみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

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