“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2021年6月8日
春から初夏にかけて、六甲山を代表する樹木の花が次々と季節を飾ります。六甲の夏と言えばアジサイです。最も多く自生するのはコアジサイで、ちょうど今、淡い紫色の花を一斉に咲かせて、爽やかな香りを漂わせています。記念碑台の裏を抜ける自然観察会のコースを歩いてじっくり観察しました。花の塊をよく見ると、その1つ1つに雄しべ雌しべがあり、小さな花が集まっていることがわかります。
ヤマボウシの花も随所で見かけます。白く見える部分は「総苞」という葉が変形したもので、街でよく見かけるハナミズキの花も同じ形態です。秋になると、赤い果実が上向きに並んで付くのが楽しみです。
エゴノキの花もこの季節です。この花はヤマボウシと違って下向きにぶら下がります。秋には白い果実がぶら下がって付きます。
いまの時期は白いウツギの花が六甲全山で随所に見られます。この季節は白い花が多いのですが、深紅に咲くヤブウツギの花はよく目立ちます。
極楽茶屋の方まで足を延ばすと、ハナウドの花を見つけました。今まで六甲山上では見る機会がなかったので嬉しくなりました。このような発見があるのも山歩きの楽しみの1つです。
今日は街では30度を上回る真夏日となりました。六甲山も昼間は暑さが厳しくなってきましたが、都会と比べるとまだまだ爽やかです。山上を訪れる人に、次々と咲く花が季節の移ろいを感じさせてくれるでしょう。
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