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2025年9月2日

9月になりましたが、残暑は厳しいですね。

やっと9月に入り朝夕は少し涼しくなりましたが、まだまだ暑い毎日が続き我々も植物も暑さで参っています。しかしガイドハウスの室温はお昼ごろでも28℃で、下界よりはずっとましで、過ごしやすいです。8月23日から六甲山でミーツアートが始まって、普段よりも賑わっているように思います。特に土・日は多くの方とすれ違います。今日は快晴でホテルコースと空池コースを歩いてみました。 途中林の中ではキノコがいっぱいあり、ふと下を見ると可愛いヤマジノホトトギスが可憐に咲いていました。とても癒されます。山に生えて、花被片に鳥類のホトトギスのような斑紋があるので名付けられたそうです。

ヤマジノホトトギス(ユリ科ホトトギス属)

センニンソウの白い花もあちこちで満開に咲き誇っています。可愛いピンク色の花なのに、ママコノシリヌグイという恐ろしい名前がついた花も今満開です。茎の刺が鋭いのでこの草で継子の尻を拭くという意味らしいです。痛そう!

センニンソウ(キンポウゲ科)          ママコノシリヌグイ(タデ科)

ウド、ヤブラン、ガガイモ、ヤブカラシの花も。ヤブカラシは藪を枯らしてしまうほど繫茂するが、花盤というところにいっぱい蜜が溢れていて舐めてみると甘かった。黄緑色の花弁と4本の雄しべは午前中には散ってしまい、オレンジ色の花盤だけになり、その後ピンク色になる。葉は5枚の小葉が多く3倍体で種はできないが、関西では3枚葉がたまに見られ2倍体で種ができる。

ウド(ウコギ科)                ヤブラン(キジカクシ科)

ガガイモ(キョウチクトウ科)          ヤブカラシ(ブドウ科)

花は午前中しか見られないが、メガネツユクサがとても可愛い。これはなかなか人気の草花ですよ。

メガネツユクサ(ツユクサ科)

途中でミーツア-トの作品に出会った。BEDという作品で枕がいくつも積み上げられていた。

終了するまでに、いくつか回ってみようと思います。

皆様も是非お越しくださいね。

 

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