“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2022年5月31日
今日は5月の最終日。六甲山は朝から雲の中、山上は霧に覆われています。
夏が来ると六甲山ではホトトギスの声がとどろきます。今年はこの時期になってようやく声を耳にするようになりました。ホトトギスのさえずりは「トーキョートッキョキョカキョク」と聞きなして覚えます。鳴き声は絶え間なく聞こえるのですが、姿は見えません。ホトトギスはその姿をめったに見せてくれないのです。
キビタキのさえずりも聞こえてきます。キビタキは忙しく飛び回るので姿を見ることができます。運よく枝に止まった瞬間を撮ることができました。胸元のオレンジ色が鮮やかです。
山上を歩けば、初夏を飾る花たちが次々と咲き始めています。ウツギでは、濃い紅色のヤブウツギの花が随所で目につきます。
黄色いコツクバネウツギの花も咲いています。よく似たツクバネウツギはシロバナですが、少し早くから咲き出したので散りかけています。花が散った後も、5枚の赤い額片が残るので、コツクバネウツギとの区別ができます。
六甲山上部に多いタンナサワフタギは、沢をふさぐように横に枝を伸ばします。花の大部分はつぼみ状態ですが、咲いている花を見つけました。
初夏の六甲山の代名詞と言えるコアジサイもつぼみ状態ですが、開花が待たれます。探しているとついに発見しました。枝先に多数の淡い紫色の花を付ける様子は、六甲山の初夏の象徴的な存在です。
六甲山にもいよいよ夏が到来します。初夏を飾るコアジサイやタンナサワフタギ、各種のウツギが一斉に咲く6月は、六甲山らしさを味わうには最適の季節でしょう。
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