“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2018年2月24日
今日(2月24日)の六甲山の記念碑台の午前10時の気温は、7℃。日差しも暖かく春がどんどんここ六甲山にも押し寄せてきているように思えます。
2月24日は、六甲高山植物園の冬季開館の初日ということで、約20分を歩いて赴きました。途中、雪が凍って滑るところがあり、子供さんは無理かなと思いながら新しく命名された「ブナの道」を通っていくと、何と駐車場は満車でした。観察されているガイドの周りには、約100名ほどの方々がおられたでしょうか。
まず、目についたのは、フクジュソウです。日向の斜面に太陽の光をいっぱいに浴びながら、キラキラ咲いていました。キンポウゲ科のフクジュソウは、とても花に光沢があります。フクジュソウは、福寿草と書きめでたい花です。
次に見つけた花は、マンサクです。木の花の中では、ロウバイの花の次ぐらいに咲くのでしょうか。真っ先に咲くので「先ず咲く」がなまってマンサクと言うようになったそうです。
フクジュソウもマンサクも、どちらも黄色い花です。春先は黄色の花が多いのです。黄色の好きなハエやアブが、もうそろそろ飛び始めます。蜜を運んでもらう虫の好みに合わせた戦略ですね。すごいですね。
次は、バイカオウレンの群生がありました。バイカオウレンは、植物学者の牧野富太郎が愛した花ということです。花びらは白いのですが、フクジュソウと同じキンポウゲ科なので、光沢があります。よく見ると花には黄色のアクセントがあり、これも虫を呼び寄せているのでしょうか?
このころ林床に咲く花は、「スプリング・エフェメラル」と言います。エフェメラルは、かげろう、という意味です。落葉の木が葉を茂らせるまでのほんの短い期間だけに咲くかげろうのように、はかないという意味のようです。
六甲山高山植物園は、冬季開館は、2月24日・25日、3月3日・4日・10日・11日だそうです。ぜひ、春の目覚めを発見しに登ってきてください。
ところで、冬季は休んでいました生物季節観測を3月より復活します。3月はウグイスの初鳴きです。「ケキョケキョ」ではなく「ホーッホケキョ」といつ聴けるかですね。楽しみですね。
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