六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

てんきとくらす

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2018年2月15日

まだまだ六甲山は冬の趣~葉の形の楽しみ~

昨日は、中国地方や北陸などでは春一番が吹き、今日の神戸市の最高気温は12℃という予報でした。しかし、六甲山記念碑台は、午前9時で気温1℃でした。           風は冷たく池では氷の上に雪が溜まりまだ真っ白です。  

左は、ケーブル山上駅から記念碑台に登る途中にある地蔵池です。右は、記念碑台前にあるツゲ池です。どちらも、まだまだ冬の静けさの中といった趣でした。
六甲山上では、花のない季節ですが、おもしろい葉の形を発見。下の写真は、カクレミノという木の葉です。昔の雨具のみのに似ている葉ということから、カクレミノの名前がついたそうです。この木は、よく「グー・チョキ・パーの木」と言われるように、葉の形が一枚一枚違うのがわかるでしょうか?切れ目の深く入った葉もあれば、切れ込みのない丸い葉も混ざっています。そして、不思議なことに、幼い木ほど切れ込みの多い葉が多く、古い木ほど丸い葉が多いのです。では、人間はどうでしょうか?「お年寄りほど人間ができ丸くなっているよ。」と言われる一方で「丸くない人もおるぞ!」という声も聞こえてきそうですね。
次に見つけた葉の紹介です。下の左と右の葉をよく見比べてください。葉の形が違いますね。同じ種類の木の葉と思えますか?実は、どちらもキヅタ(フユヅタ)と言って同じ種類のツル性の植物なのです。左の葉は、地面にはっているときの葉の形で、右の葉は、地面から離れて、上にあがってくるとできる葉なのです。どうしてでしょうねえ。

不思議なことはよくあるものです。
葉の形を見るということを、冬のハイキングの楽しみの一つに加えてみてください。

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