“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2019年6月8日
今朝、神戸市街地から六甲山を見上げると、山上辺りは、白くて見えませんでした。その原因は、六甲山上駅に着くとわかりました。
案の定、霧雨がふきつけてきます。気温16℃。肌寒いほどで、鉄道の中で冷房を効かせているのがうそのようです。標高差の影響ですね。
観察コースの空池コースから登っていくと、淡い紫色のコアジサイが見えてきました。
この花の色合いは、何とも言えず素晴らしいのです。写真ではそれがどこまで表現できるのかがいつも疑問ですが・・・。アジサイの中では、最も早く咲き、しかも飾り花がないのです。だからでしょうか、芳香があるのは逆に、このコアジサイだけです。花に近づくと淡く甘い香りがほんのりしてきました。
六甲山記念碑台のガイドハウスに近づくに従い、霧が濃くなり、記念碑台前の信号では、ガイドハウスが見通せないほどでした。ヤマボウシが咲いて、「ここですよ。」と呼びかけてくれました。
駐車場では、雨に打たれながら、ツルウメモドキの花が咲いていました。
淡い黄色で、直径は1cmにも満たない小さな花なので、注意しなければ行き過ぎてしまいそうです。晩秋のころには、赤い実をいっぱいつけるでしょうか?それは、このツルウメモドキは、雌雄異株で、雄株なら実ができないからです。
記念碑台広場への階段を上がると、次は、黄色と白色の花が雨の中迎えてくれました。
枝先に2個ずつ白い花を咲かせるのですが、時間と共にだんだん黄色に変化していくのです。どうしてでしょう。そして、香りもだんだんしてくるのです。しかし、今日は雨だからでしょうか、コアジサイのようにはあまり匂いませんでした。
六甲山ビジターセンターに到着すると、クローズアップ六甲山(夏編)の企画展が、今日(6月8日)から始まっていました。
小さな生き物、飛びかう野鳥、雨上がりの小さなしずくなどをクローズアップした写真展です。拡大するとびっくりするほど再発見することがありますよ。
この企画展は、7月11日までです。季節により、秋編、冬編もあります。
ぜひ、六甲山の初夏の自然とともに、企画展もご覧ください。
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