六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2021年5月12日

ちょっと見ぬ間に、自然変化(へんげ)の驚きよ

緊急事態宣言の再延長ではありますが、今日5/12からは、六甲山ビジターセンターとガイドハウスは開館しました。

午前10時の気温は16℃。風があるので少し肌寒いです。

午後からは雨が降るというので、昼までに、観察コースの一つであるホテルコースの様子を見に行くことにしました。

早速、駐車場の奥にある樹木に黄色い花が咲いているのを見つけました。

この葉の形から、何か分るでしょうか?ピリッと辛いのですよ。

答えは、サンショウ(ミカン科)です。

サンショウの木は、雌雄異株と言って、雄花が咲く木と雌花が咲く木が別々になります。

これは、雄木(おぎ)か雌木(めぎ)かどちらでしょう?

よく見ると、花粉のついた雄しべがあるのが分かるでしょう。だから雄木です。直径約3mmの小さな花です。

この前、9日前の5/3には、気がつきませんでした。

今は、植物たちの開花がどんどん変わる時期です。9日前と違って何が咲いているか、楽しみになってきました。

階段を下りて少し進むと、鮮やかな色が目に飛び込んできました。

朱色が眩しいヤマツツジ(ツツジ科)です。遠くからでも生える色です。六甲山では、中腹以上の標高でよく見られます。今が、一番旬な時期でしょう。

ほんの9日前には、あまり印象になかったのですが・・・。

そう言えば、この前、咲いているかなあ、と探したけど咲いていなかった花が、もう堂々と咲いているではありませんか。

それは、これです。

ツツジ科のウスギヨウラクです。漢字では、“薄黄瓔珞”と書きます。

名前の由来は、花の色が淡黄色なので、ウスギ。

花の形が、仏像の装飾である瓔珞に似ているので、ヨウラク、ということです。

別名は、ツリガネツツジということで、花の形が、釣鐘状ですからね。

しかし、この花びらは、おいしいのでしょうか。よく虫に食べられています。昨年も写真を写したら、花びらに穴が開いていましたから。

もう一つ、9日前に、もう少しで咲きそうだった白い花が咲いていました。

オトコヨウゾメ(レンプクソウ科)です。風が強くて、なかなか焦点が合わず、ぶれてしまいました。

花びら5枚で、花の直径は、1cmに満たない小さな花です。

名前にオトコが付くと、植物では、役に立たないとか食べられない、という意味の場合が多く、この実はそのままでは食べられないようです。

では、最後は、反対に実の食べられる可愛い花を見つけました。花の直径は、約5mmです。

その正体は、スノキ(ツツジ科)です。漢字で書くと“酢の木”で、その名の通り、実や葉を噛むと酢のように酸っぱいのです。

酸っぱいからか、この花は、虫に食べられていないようです。

 

新しく咲く花があれば、9日前には咲いていたのに見られなくなった花もあります。

どんどん咲く花の入れ替わり。

入れ替わることで、順番に虫たちに来てもらえるのですね。

もうすぐというように、蕾を付けている花たちも見受けられます。次も楽しみな季節です。

梅雨も近いのですが・・・。

山の案内人による観察会も、15日土曜日より再開します。11時と13時半スタートです。

鳥たちのさえずりもよく聞こえます。

ぜひ、自然観察会にお越しください。お待ちしています。