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“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2024年9月10日

暑くても自然はすすむ秋の風

まだまだ市街地は暑いですが、セミの声はクマゼミやアブラゼミから知らぬ間に、ミンミンゼミやツクツクボウシのリズムに変わってきました。先日、私の家の中で、チンチンチンとトライアングルを直に手でもったところをバチで鳴らしたような音が聞こえたので、探してみると、カネタタキ(バッタ目)でした。

早速、捕まえて写真を撮りました。夜行性で、夏の終わりごろに、よく家にも入ってくるようです。

秋の虫に癒されたなあ、と思って今日、記念碑台のガイドハウスに到着すると、午前10時で気温27℃。この時期としては、やはり高いです。

木陰で風が吹けば、爽やかでやっぱり山上だ、という気分にはなるのですが・・・・

すぐに、トンボが迎えてくれました。

マユタテアカネの雄です。カメラを向けてもなかなか逃げません。尾は見た目では全体が赤一色なのですが、写真で写すと赤色は尾の先の一部になります。

どうしてでしょうか?不思議です。

この季節は、つる性植物の花がいくつか見られます。

今、紫色で特に空池コースで多く見られるのが、紫色の花のヤブマメ(マメ科)です。マメ科は、左の写真のように、3枚葉のものが多いです。
ヤブマメの花は、閉鎖花と言って、花が開かないまま自分で受粉するものもありますが、目立たないからか、閉鎖花は見つけられませんでした。

次は、先程と花の形はよく似ていますが、色が黄色です。

ノササゲ(マメ科)です。これは、観察コースであるゴルフ場コースにありました。つる性の植物は、他の植物に寄りかかったり持たれながら成長してから花を咲かせるので、少し開花時期が遅く春でないものも多いようです。ノササゲもマメ科なので、3枚葉ですね。

紫色の花が地面に咲いていましたよ。

ツルリンドウ(リンドウ科)です。つる性の植物は、ほとんどは、地面からある程度這い上がった所で、花を咲かせることが多いようですが、ツルリンドウは、地面についているような条件でも花を咲かせるのが、びっくりですね。これは、ヴォーリス山荘方面の観察コースで咲いていました。

水辺近くにもこの季節は、比較的多く花が咲いています。

アキノウナギツカミ(タデ科)です。ピンク色のかわいい花が開いていますね。葉が茎を抱いているのがこの植物の特徴です。
空池コースで一番下りたところにあるアマ池というところにたくさん咲いています。よく似たヤノネグサ(タデ科)もありました。

もう一つ、小さな流れに赤い花がありました。

アカバナ(アカバナ科)です。ピンクの花が色鮮やかに群生していました。この時期が一番見ごろなのですね。花の真ん中にあるめしべがこん棒のように膨れているのが特徴です。

このように、季節は着実にすすんでいます。

山上付近では、これから、日々、グッと季節がすすんでいく予定です。

早い秋の訪れが肌でわかる六甲山へ、ぜひご来訪ください。

 

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