六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2023年1月31日

六甲山より雪の便り

1月31日、六甲ケーブルで山上駅に、9時30分に到着すると、気温はちょうど0℃。一昨日、紅葉谷の七曲滝が、7割ほど凍結しているという情報あり、昨年より冷えていますね。ゴルフ場への道をたどって、ビジターセンターへ向かうことにしました。

バス道から、山道に入る十字路に来ました。木の枝に白い雪道ができていました。

山道に入ると、すぐに目の前を胸が茶色のヤマガラ(シジュウカラ科)が横切り歓迎してくれるのかなあと思うと、たちまちけたたましい警戒の地鳴きです。歓迎されていませんね。もちろんカメラを構える前に飛び去ってしまいました。

山道をのぼっていくと、元気のない植物がたくさんいます。

葉が下に垂れているのです。寒くなるとこういう状態の常緑樹をよく見かけます。これはアオキ(アオキ科)です。どうしてこうなるのか、先日創造し合いました。雪が葉の上に溜まらないようにするため、葉の中の水分を凍結させないように、葉の中の水分を減らしているため、吹雪に対応するため、等々どれも当てはまりそうですが、一番の原因は、何なのでしょうね。

今度は、ヒーッヒーッというジョウビタキ(ヒタキ科)のさえずりが聞こえてきました。

ゴルフ場に向かう山道は、こんな状態です。

小鳥のさえずりが聞こえなくなると、歩く足音以外は、雪が音を吸収して音無しの世界へ入った感があります。

秋にはリンドウが咲いていてゴルフ場が見える地点に着きました。そこは、少し雪の吹き溜まりになっているのでしょう。

段になるほど雪が積もっていました。

ゴルフ場の中をのぞくと、

ご覧の通りで、六甲山上のゴルフ場、雪の季節はクローズが多いですね。そして、だれもいないゴルフ場に闊歩しているのは、ケーンケーンと鳴いているキジ(キジ科)です。近くで鳴いているように聞こえたので探してみたのですが見当たりませんでした。寒空にキジの声は響き渡りますね。

そして、ゴルフ場のグリーンの上は、

何かわかりますか?ウサギの足跡です。ウサギも雪が好きなのでしょうか?飛び跳ねて走り回っているのがよくわかりますね。近寄って見ると、

こんな感じです。ウサギは、一一二、一一二、のパターンで足跡を残します。これを覚えておくとわかりやすいですね。

そして、記念碑台のビジターセンターに着きました。

到着時刻は、10時15分。ここでも気温は0℃でした。駐車場には、冬鳥のウソ(アトリ科)が来ていて、長さのあるカメラを数人の方が構えていました。「今日はよく撮れたよ。」と話してくれました。

今の季節、六甲山の雪だけでなく、冬鳥も結構いますよ。姿を見つけるのは、少し根気がいるかもしれませんが・・・。

「先程、六甲山で雪を楽しめるかな?」という問合せが、ガイドハウスにありましたが、大丈夫ですよ。雪を楽しみに来てくださいね。

 

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