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“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

てんきとくらす

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2019年9月22日

実りの秋がはじまりました!

六甲ケーブル山上駅から記念碑台へ向かう道を歩き始めると、すぐに赤い実が目につきました。

シロダモです。クスノキ科なので、葉を揉むと少し香りがします。花もそろそろ咲く時期です。だから、このシロダモは、実と花が同時に見られる木なんです。

葉がたくさんからんでいる場所で、ツル性の実を見つけました。

オニドコロ(ヤマノイモ科)と言います。トコロは野老と書き、この根が、太く曲がり、海の老人の海老の曲がり様に対して、野の老人ということで、野老の名前になったようです。また、葉が大きいことから鬼がつきました。実には、翼がついています。よく見ると実の中で種が膨らんでいるのがわかりますね。

よく似た葉でヤマノイモ(ヤマノイモ科)を見つけました。まだ実はなっていませんでしたが、代わりに2枚の向き合っている葉(対生の葉)の柄の付け根に、デンプンでできている食用のムカゴがついていました。食べてもあまり味はしません。

緑のかわいい実を見つけました。これは、エゴノキ(エゴノキ科)決して食べてはいけません。サポニン成分が含まれているからです。しかし、ヤマガラはへっちゃらでついばんでいました。

またまたきれいに光っている緑の実を見つけました。これから赤くなる実です。これは、ヒヨドリジョウゴ(ナス科)と言います。ヒヨドリが好んで食べるので、この名前がついたという説はありますが、おいしくないのかあまり多くは食べないようです。

そして、記念碑台に着きますと、ヤマボウシ(ミズキ科)の実がなっていました。これはおいしいのです。一度、試食してみてください。

これから、実のなる季節。これは、おいしいかな、食べられるかな?などと思いながら実を見るのもおもしろいですよ。ぜひ、実のいっぱいなる六甲山へ来てくださいね。

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