六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

てんきとくらす

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2019年4月2日

春は確実に・・・

4月2日、今日の六甲山は、冬に後戻りしたような天気。ケーブル山上駅午前9時過ぎには、気温3℃でした。小雪舞い散る道を記念碑台を目指し登っていると、小鳥たちのさえずりが心地よい。遠くの樹木の枝先の方に小鳥発見。逃げるなよ、と願いながらそろそろとカメラを取り出す。しかし、生憎の逆光。

眼を凝らしながら、レンズをのぞいてズームすると、こちらをじっと見て気品がある。くちばしがピンク色で、少し黄色の羽毛を持つカワラヒワということが分かったのは、画像を伸ばしてからだ。もう少し歩くと、私のちょうど真上の電線に、また小鳥発見。

しめしめ逃げないでよ、と言いながらシャッターを切る。こんな真下から撮れたのは初めてだ。お腹が茶色の羽毛からヤマガラだと分かる。真っ青な空に映える。先程までの小雪はどこへいったのか?山の天気の変化は早い。

地面を見るとひょっこり出ているのは、・・・・

ツクシでした。「ツクシ誰の子、スギナの子」のツクシです。ツクシは、シダの仲間です。山菜取りの季節になりましたね。

ツクシぐらいの大きさですが、ツクシではありません。ヒメカンスゲと言って、シダの仲間でなく、カヤツリグサ科です。

またまた似たもの同士を発見。

六甲山の記念碑台付近にもやっと咲き始めたオオイヌノフグリ(オオバコ科)ですが、これとよく似た小さな花で、最近、急速に増えてきているのが・・・・

同じオオバコ科のフラサバソウです。拡大しているので両者の違いは分かりやすいですが、一見だけでは、どちらかなあ?と迷うこともあります。よく見ると、下のフラサバソウは、小さな毛がいっぱいあることに気がつくことでしょう。

そして、やっぱり六甲山にも春が確実に来ているな、と実感する花は・・・・

スミレ類の開花の始まりです。これは、タチツボスミレです。スミレの種類はとても多く、スミレ類だけでも小さな図鑑があるぐらいです。

さあ、六甲山上もいよいよ春の花が咲き始めました。

六甲山記念碑台のガイドハウスでは、土曜日・日曜日・祝日の11:00と13:30から、1時間程度の自然観察をボランティアガイド『山の案内人』が無料で予約なしで案内しています。ぜひ、六甲山の自然を知りたい方、興味のある方、ご来訪ください。

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